○○キャスティング時代へ?!
まずは引用から。
百式のネットビジネス研究「次の~casting」
- Japan.internet.com コラム
RSS で更新を知らせてくれるメディアがテキストから音楽になり、それを楽しむ機器がウェブから iPod になり、Podcasting が生まれた。そして今音楽は映像になり、iPod から PSP になることで PSPCasting が生まれた。次の~casting は何になるでしょうね。
生活者のコンテンツ消費習慣は今、確実に進化している。
いきなりなので、なんのことやら判らないと思います。
ここから順番に説明しますと……
すでに複数のお気に入りのブログがあって
それらを定期的に読んでいる人には馴染みがあると思いますが、今「RSS」(Rich Site Summary)というものが注目され、浸透しつつあります。
簡単に言うとWebサイトを表現するための新しい規格だそうです。僕も今いち理解できていませんが、ともかくこいつを利用することで、「お気に入りのサイトに新しい投稿がされたら、自動的にそれを知らせてくれる」機能が使えるようになる。で、このRSSを活用した代表的なコンテンツがブログなのだそうです。
要するに、今までだったら気に入ったサイトがあっても、それをブックマークしておいて「更新されたかな」とちょくちょく見に行かなければいけなかった。(世の中には前から巡回ソフトというのも存在しているけれど、そういうソフトをいちいち用意するほど気に入っているわけじゃあないケースって多い。)
ところが気に入ったサイトがRSSを活用したブログなどのサイトだと、簡単な登録作業を最初にしてしまえばOK。あとは勝手に専用のRSSリーダーソフトや普段使っているメールソフトに更新された文字情報の要約あるいは全文が送られてくる。いちいち更新を確認しに行かなくても、連絡を待っていればいいってわけです。
(ちなみに僕のこのブログならば、右側のサイドバーの一番下にある「RSSを表示する」と書いてあるところをクリックするだけでOKなんです。おそろしく簡単ですよね)
はい次の段階の話に進みます。
こうして文字(テキスト)情報を自動的に知らせてくれたRSSを進展させた結果、今度は音声情報でも同じ機能を使えるようになったそうなんですね。そうするとどうなるか? 自作の音声ファイルを掲載しているサイトが、新しい音声ファイルをサイトに載せた時に、自動的にそのファイルをダウンロードしてくれる。「文字の更新お知らせ」機能ではなく、「音の更新お知らせ」機能ってこと。
日本ではあまりお目にかかりませんけれど、アメリカあたりでは私設ラジオ局的にインターネットを活用している人が増えているそうなんです。新しいコメントとか、歌とかを音で発表している。そういうサイトの更新ファイルをネット経由でPCが自動的にダウンロードしてくれたなら、あとは想像しやすい世界。この音声ファイルをiPodなどの携帯オーディオに取り込んで、好きな時に聞くことができるわけです。
こいつが「ポッドキャスティング」ってヤツです。
「iPod(など)にキャスティングする技術」だから「ポッドキャスティング」。なんとわかりやすい命名でしょう(笑)。
「ポッドキャスティング」はアメリカではどんどん浸透し、活用されているそうで、日本でも旬なキーワードになってきていますよね。もっとちゃんと知りたいという人は、以下のもっとしっかりしたブログを読んでください。僕のグダグダな説明なんかよりもしっかり教えてくれますから。
Podcast Now!: ポッドキャスティング(Podcasting)とは?
iPod情報局: Podcastingが熱い!【前編】ネットラジオをiPodに自動転送
さーてさて、ようやく冒頭の引用に関わる段階へ。
文字~音と守備範囲を広げたRSS活用技術は、当然な成り行きかもしれませんが画像へも進展しそうだということなのです。今度はお気に入りに登録したサイトの画像や動画を勝手にダウンロードしてくれる機能が可能になったということ。で、iPodではなくソニーの携帯ゲーム機PSPを使うことで、そいつを自由に持ち歩ける。「Podキャスティング」ならぬ、「PSPキャスティング」というわけです。
詳しい話は冒頭のJapan.internet.com コラム/百式のネットビジネス研究をよく読んでください。
また、もしもPSPを持っていて「実際にやってみたい」という人は、以下のブログを参照してください。ていねいに解説されています。
mitei:ポッドキャスティング
ふう。
長い。
長すぎますね、この投稿。
ゴメンナサイ。
でも、もう一息、ここからが僕自身の雑感。
(ていうか、百式さんのコラムに感化されただけですが)
以上の「○○キャスティング」という諸技術は、正直なところまだマニアックなユーザーのためのものでしかないような気はしています。でもね、「○○キャスティング」ってのは粗雑に言ってしまえば、「いつでも最新情報を文字、音、映像でキャッチできちゃう」技術ですよね。もっと簡単に誰もが操れる水準にまでなれば、めっちゃくちゃ「受け身」で「ズボラ」な生活が実現しちゃうんだと思うんです。
だって、つまりはテレビの留守録みたいなもの。いや、もっとお手軽。「TVガイドを見て、放映時間を確認して、その時間にその番組を録画するように操作」する必要はないんですから。想像と期待をどんどん膨らませてしまうと、ゆくゆくは「4月から毎週水曜日の午後9時に△△というドラマをスタートします」なんて風に、きっちりスケジュールを先に決めてコンテンツを作り、スケジュール通りに放映する必要だってなくなるかも。
「次回もこの時間、このチャンネルでお会いしましょう」じゃあなくて、「次回は、出来上がったらPSPキャスティングでお届けしまーす」になるかもしれない。まあ、正直「いいかげん」な感じはする。「決まった曜日、決まった時間に見せろよ」という気持ちはするかもしれない。でも、制作予定表にがんじがらめになりながら、「間に合わせ」を作って放映するよりは、自由にコンテンツを作れるかもしれないのです。
当面はこんな話は夢のまた夢でしょう。それに番組レベルの映像コンテンツに関してはビデオ・オン・デマンドという技術の方がずっと現実的のような気もする。でも1時間とか2時間もある長々とした音や映像のコンテンツなら無理かもしれませんが、数十秒、数分レベルの動画ファイルならば、今どきはあっという間にダウンロードしちゃいますよね。てことは、もしも「○○キャスティング」が今のブログみたいに急速に広がって利用人口を増やしていけば、企業にとっては新しい魅力的な広告メディアになっちゃうわけです。
ラジオでCMを流すよりもずっと確実に属性の見えているユーザーに「新しいお知らせ」を音で伝えることが可能になる。TVで流して好評だったCFのロングバージョンを○○キャスティング・ユーザーに届けることが可能になる。メルマガで文字で告知していたイベント情報などを、ずっとリッチな映像コンテンツにして配ることが可能になる。
チャンスが広がるのは企業だけじゃあない。音や絵で自己表現したものをブログのようにたくさんの人に受け取ってもらえるようになるわけだから、デビューを目指しているバンドのPRなんかもできる。「出会い系・動画キャスティング」なんてのも流行るかもしれない。(それはそれでウザイけど)
ライブドアの堀江社長がニッポン放送やフジテレビに関わるインタビューで「もっとネットと連動することでラジオやテレビの可能性はどんどん広がる」といったような発言をしていましたが、それは何も「PC画面で見るホームページ」との連動だけを指していたのではなく、こうした○○キャスティングもふまえていたのかもしれませんね。
ブロードキャスティング+○○キャスティング=∞
ということなのかも。
ともかく、「ひょっとしたら、ひょっとしちゃうぞ」という大きな大きな可能性を感じさせてくれるのが、この○○キャスティング。次なるインターネット革命は、こういうところから起きるのかもしれません。
いつも以上に長編で、失礼しました!
TrackBack
TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/89701/3413845
Listed below are links to weblogs that reference ○○キャスティング時代へ?!:























Comments