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2005.05.13

統計分析って難しいね

マーケティングが今あらゆるビジネスで重視されていますね。

爆発的にヒットする製品を開発したのはいいけど、そんなに売れるとは思っていなくて在庫がすぐになくなってしまってチャンスを逃したり、「絶対ヒットする」と信じていっぱい在庫を抱えたら、まるで売れなくて大損したり……。

こういう失敗は全部マーケティングの不備からくるもの。でも、難しいんですよね。「市場のニーズをあらかじめ把握する」のがマーケティングの基本なんだけど、どんな仕事についていても多くの人が「そう簡単にはいかないよ」と実感しているはず。

そこで統計資料を僕らは頼りにしようとするんだけど……例えば1つの統計データだけを鵜呑みにしたばっかりに「売れる!」と確信したモノが売れなかったりする。かといって、「一面的な視点だけではダメだ」といろいろなデータを集めたのはいいが、その結果「で、どのデータを信じればいいんだ?」と迷ってしまい判断をくだせなくなることも少なくない。

同じデータを分析させても、そこから導き出す見解は人によって驚くほど違っていたりする。例えば「楽天イーグルスの現在の勝率は2割1分1厘です」と聞かされたとしても、「なに?そんなに弱いのか」と思う人もいれば、「新参チームなのに2割を超えているなら、まずまずの結果じゃないか」と感じる人だっている。ほんと、マーケティングってのは難しいわけです。

さてさて、以前「視聴率ばかりアテにして世の中を語るのは古くて一面的すぎる」と投稿しましたが、興味深い統計や記事をいくつか見つけたので引用します。
「マーケティングや統計分析は、かくも難しい」という話題の材料
として読んでみてください。
まずは以下の4月に書かれた記事から。


 キムタク効果健在…「エンジン」視聴率25.3%
  - ZAKZAK 2005/04/19


 18日に放送されたSMAPの木村拓哉(32)が主演のフジテレビ系ドラマ「エンジン」(月曜午後9時)が平均視聴率25.3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)をマーク。多くのドラマが視聴率低迷に悩む中、やはりキムタクの力は大きかった。
 これまでに放送された4月開始ドラマの初回視聴率を見ると、TBS系「あいくるしい」(日曜午後9時)の17.3%がエンジンに次ぐが、これは2回目には11.9%と急降下。……(後略)
 

ちなみにZAKZAKは夕刊フジがやっている情報サイトです。さて、その夕刊フジが約1ヵ月後の5/9に掲載した記事が下の内容。


 キムタク笑、久米トホホ…各局視聴率春の陣
  - Yahoo!ニュース - 夕刊フジ 2005/05/09


 5月に入り、4月にスタートしたテレビ番組の評価も出そろってきた。
 まずは低迷と言われて久しいドラマ。1月には日本テレビ系「ごくせん」が近年にない高視聴率で話題となり、ドラマ復活の兆しも見えたが、それ以外は伸び悩んだ。そのせいか、4月のドラマは前クールよりも全体的に視聴率は高め。とくに、SMAPの木村拓哉(32)主演のフジテレビ系「エンジン」(月曜午後9時)は初回25.3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)と、際だつ強さをみせた。
 辛口で知られる作家の麻生千晶さんも「木村くんは“オンリーワン”ですね。子供ができても、ドラマに入ると本人の(私生活の)情報を忘れるくらい魅力がある。演技がうまいのではなく天性の自然体だし、脚本もいい。(視聴率は)落ちないと思いますよ」と絶賛。「エンジン」は今月2日の3回目で19.6%と惜しくも20%を割り込んだが、断トツに変わりはない。……(後略)
 

2つの記事は同じメディアのものなのに、
データに対する視点にブレを感じる人がいるでしょう。

17.3%が11.9%に下がった「あいくるしい」に対しては「急降下」という判断をくだしています。けれど、25.3%が19.6%に下がった「エンジン」に対しては「断トツに変わりはない」と評価をしています。
単純に引き算をすると……17.3-11.9=5.4、25.3-19.6=5.7です。
「あれ?おかしいいぞ」と感じるわけです。

ただし、両番組には最初の数字で相当な開きがある。「17→11は痛手だが、25→19は許容範囲」と判断しても、全然おかしくはない、と考えることも可能なのです。だから、「2つの記事の間に矛盾はない」という理屈も成立する。

いずれにせよ、この例題で一番大事なテーマを挙げるとすれば「はたしてドラマ『エンジン』は支持され続けるか否か」。2つの記事の間に矛盾を感じた人は「エンジンもやばいんじゃないの?」と予測するでしょう。「もともとのスタート時の視聴率が非常に高いのだから多少下がってきてもOK」と感じた人は「十分ヒット番組として影響力を持つ」と予測するでしょう。

ともあれ「どっちがより正しい数値分析をしていたか」は6月の最終回までの動向を見ればハッキリします。

でも実際のビジネス現場のマーケティング担当者だとしたら、ここで僕が以前投稿したように「視聴率だけでモノを語っていいのか?」という疑問を持つはずです。そうです。マーケティング的にいえば「たった1つの指標でモノを語っていいわけがない」んです。

というわけで、今日見つけたのが下の調査結果に関わる記事。


 時代は、"働く女"、"闘う女"を支持
  - Yahoo!ニュース - オリコン


 オリコンの自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】では連続テレビドラマの期待度や満足度ランキングを調査しているが、今回は春の連続テレビドラマの放送直後の満足度に関する調査を行い、結果をまとめた。
 その結果、この春の連続テレビドラマを放送する前に調査した"期待度"では4位だった『離婚弁護士2~ハンサムウーマン~』が、"満足度"でトップに躍り出た。
(中略)
 一方で、誰の目にも意外に映ったのが『エンジン』のランキングではないだろうか。初回放送分の視聴率が今期の連続ドラマの中で唯一25%を超えるなど、前評判に違わぬ滑り出しを見せていただけに、"期待度"2位→"満足度"9位という結果は様々な意味で興味深い。(4月28日~5月2日の間、中高生、専・大学生、20代社会人、30代、40代の男女各100人、計1000人にインターネット調査したもの)。
 

大好きな天海さんのドラマがナンバー1で嬉しいな、という話は置いとくとして……。
まったく違う調査方法で行われたアンケートの結果、「エンジン」は満足度で低い評価しか得られなかったことがわかります。放映前の「期待度」の調査ではナンバー2だったにもかかわらず、放映後の「満足度」で7ランクもダウンしてる。

さて、今度はどう分析します?
いろいろ見解は分かれるでしょうね。
「そもそも1000人程度を対象にしたアンケートじゃあ、実態はつかめない」
と、そもそも論を唱える人もいるでしょう。
でも、上記のすべての記事が引用している「ビデオリサーチ調べ」の視聴率も関東地区での数字。関東地区のモニターは600世帯でしかありません。もちろん世帯数から人数を割り出す手法は多様にあるし、ビデオリサーチでは世帯モニターの数値以外の要素も絡めて平均視聴率を出してはいますが、オリコンの調査対象1000人という規模が、ビデオリサーチにかけ離れて小さいとは言い切れないわけです。

それはさておき、「やっぱりドラマの内容が評価されなかったんだ」とデータから判断する人、「いや、期待がデカすぎただけで、この後から徐々に満足度も上がるはずだよ」と判断する人などなど、意見はさまざまになるはず。ともかく、統計分析はこんな風に難しいのです。

でも、こうやって身近なテレビドラマの支持率を教材にしてマーケティング的視点で推移を眺めていくと、「難しいからこそ面白い」と感じます。

まあ、僕はマーケッターではなくライターですから、どちらかといえば分析眼よりも感性の鋭さが問われる職業。ドラマを見て直感的に「いい!」「ダメ!」と判断した感性の確かさを今後の視聴率やその他アンケート調査の結果でたしかめていきたいな、と思ってます。

とりあえず現状は「いい!」と感じたドラマの「満足度」が高かったこと、「ダメダメ」と感じて見るのを即やめたドラマの「満足度」が低かったことを喜んでいますが、この先どうなることやら楽しみです。

夕刊フジの引用記事に登場してきた「作家の麻生千晶さん」って、よく知らない人だけど(ゴメンナサイ)、なんかテレビ雑誌でドラマ・アカデミー賞とやらの審査員もやってる人らしいです。そういう「通人」の感性よりも、一介のライターでしかない「凡人」な僕の感性のほうが鋭かった……という結果になったら嬉しいなあ。
 

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こんにゃろめ!

まずは、下の引用記事を読んでくださいまし。


 TBSのコラム盗用、執筆は部長
  - Yahoo!ニュース - 読売新聞


 TBSの公式ホームページのコラム「DUGOUT」が読売新聞の記事やコラムを盗用した問題で、TBSは11日、盗用は本紙の計5件以外にも、毎日新聞11件、朝日新聞1件あり、計17件に上っていることを明らかにした。
(中略)
 盗用問題は10日、読売新聞の指摘で発覚。その際、TBS広報部は「30代前半の男性フリーライターが盗用した」と説明し、同ライターとの契約を打ち切ったことを明らかにしていた。

 しかし、11日午後9時半過ぎから東京・赤坂の本社で会見した昆洋隆・広報部長は、問題のすべてのコラムの執筆者は「DUGOUT」コーナーの責任者である担当部長で、フリーライターに対し、「君が執筆したことにしてくれ」と依頼していたことなどの社内調査結果を公表した。

 その上で約40人の報道陣を前に、「記事の盗用というあるまじきことを繰り返し行い、しかも当初は、自らの責任を転嫁する虚偽の説明を行っていたことは、誠に遺憾なことで、今後、厳正に対処する」と述べて謝罪した。
 

ビックリでしょ。しかもこの記事の翌日、さらに事実が発覚。結局この担当部長は、「2001年から計35件にわたるコラムで盗用を行っていた」というんですから、もうホントにガッカリでウンザリ。

とりわけ腹立たしいのは
「フリーライターに対し、『君が執筆したことにしてくれ』と依頼していた」
というくだり。

フリーライターをなめんなよ!
なのです。
あー、むかつく。
 

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2005.05.11

いったい何の意味がある?

昨日は、イラクで武装グループに拘束されたとみられる日本人についての報道がテレビでも新聞でもされていましたね。どうか無事でいてほしいと心から願っています。

さて、昨日の午後、仕事で外出をしていたところ、駅の売店に掲げられた夕刊紙の見出し刷りが視界に飛び込んできました。たしか「拘束邦人は自衛隊特殊部隊出身!」というような文面でした。

一瞬、考えました。「自衛隊とこの事件に何かつながりでもあるのかな」と。
そして数秒経って「いや、どっちにしろそういう問題じゃないだろ」と思い直し、怒りと悲しみがジンワリわいてきた。

帰ってきてインターネットで調べたら、わかりました。この人はたしかに自衛隊にいた。でも、それは20年以上も前。しかもたった2年足らず……。

いくつかのメディアでは自衛隊を辞めた後の経歴まで書き立てていた。
「外人部隊に長年いた」と。

「で?」
「だから何だというのだ?」
今、この人は生命の危機に瀕しているはずです。
ご家族やお知り合いも辛い時間をすごしている。
なのになぜ前歴にスポットを当てて書き立てる?

これが本当に拘束事件であり、
「彼が自衛隊や傭兵を経験したことで拘束された」
と言えるような事実がもしも判明したのなら、
そのとき初めて報道すればいいことなのでは?

彼の前歴がごく平凡なサラリーマンだったら
こういう報道をしただろうか?
していないはずだ。
じゃあ、いったい何のために彼の前歴を?

夜には民放のニュースまでもが「特殊部隊」について
語っていたが、この一件との関わりには触れていない。
当たり前だ。まだ何もわかっていないのだから。
じゃあ、なぜこの話題に触れたがる?

「売れる」からか?
「知りたい人が多いはず」だからか?
1人の人間の生命が危機に瀕している真っ最中だというのに?
心は痛まないのか?

とにかく、一刻も早く無事に生還されることを願ってやみません。

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2005.05.09

歌舞伎が面白い!

とっても地味な連休でしたが、最後の5日に見た 歌舞伎には心底感銘しました。かなりなマニアでも入手困難と言われていた18代目・中村勘三郎の襲名披露公演ですが、チケットを入手してくれる人がいて、3階席とはいえ、観に行くことができたのでした。(Kさん、ありがとう!)

kabuki

勘三郎が登場する「研辰の討たれ」という演目は、野田秀樹さん演出で数年前に行われたものの再演だそうです。もともと野田さんの芝居が大好きだったこともあり、もちろん期待していたのですが、その期待を思い切り飛び越えるほどの完成度でした。

勘三郎さんのコミカルな芝居ばかりでなく、登場する多数の役者さんが皆、生き生きしている。エネルギーがうねっている感じと言えばいいのかな。「迫力に満ちた喜劇舞台」というのを初めて見せてもらったような感覚です。まあ、「これが歌舞伎なの?」と思うほど、現代風な演出なので様式美を好む人には向いていないかもしれませんが、こういう演目をわざわざ襲名披露でやるあたりが、当代勘三郎が革命児と呼ばれるゆえんなのでしょうね。

で、この「研辰の討たれ」の前に登場した玉三郎さんの舞踊がまた凄かった。本音を言えば踊りにはまったく興味のない男なのですが、小さい頃から「妖艶」の代名詞のように名前を聞いてきた玉三郎を生きてる間に観られるとなれば、「どう他の人と違うんだよ」という興味でいっぱいでした。

で、演目は「鷺娘」というやつ。詳しいことはさっぱり知りませんが、有名な舞踊だそうです。で、観てみて驚いた。本当にスゴイ。本当に美しいんです。30分という時間を忘れて鳥肌を立てながら見終わると、なんとカーテンコール。これって滅多にないんだそうです。周りにいたオバチャンたちが狂喜してました。

僕も半年前までは「日本人に生まれたからには歌舞伎の良さが判る男になりたいけど、こむずかしくてつまんなそう」というイメージを持っていて敬遠していました。でも、それは間違いでした。歌舞伎を観るのは今回でたったの3回目ですが、並みの舞台よりもずっとずっと面白い。未体験の人はぜひ!
 

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お気に入りのTVドラマ

連休中にまるで更新していなかったので、今日はたくさん投稿します。
そんなわけですから、いつも以上に中身は薄くなってます。

次のネタはテレビ。前はドラマが大好きで、いい歳にもかかわらず「○曜日の○時には○○局で□□というドラマをやってる」なんてスラスラ言えたほど。でも、最近は面白いのが滅多になくなり、寂しい思いでいたのですが、この4月からのクールには好みのドラマが3つもあって、毎週楽しみにしてます。

1本は離婚弁護士。正直、腹を抱えて笑えるわけでも、ホロリと泣けるわけでもないのですが、なんたって主演が天海祐希さんですから、観ないわけにはいかない。(昔々からの大ファンなのでした)。ホント、キレイだし、芝居うまいし、可愛いし、言うことナシです。あ、天海さん以外にも、魅力はあります。このドラマって2シーズン目なんですが、1シーズン目の時からずっと「撮影がうまくて、凝ってるなあ」と感心しています。技巧に走りすぎず、それでいて微妙にカメラを揺らしてみたり、ってのがいい。

もう1本は本家のサイトにも書いたのですが、タイガー&ドラゴン。これは、笑い転げて観ています。正月に先行でスペシャル版をやっていたのですが、それを見て一発KOされました。やっぱり脚本の宮藤官九郎さんは天才っす。ちなみに彼が今まで手掛けたドラマ(IWGPとか木更津キャッツアイとか)のほとんどのDVDが我が家にはあるっす。僕は大の落語ファンでもあるので、主役の長瀬くんが咄家という設定も嬉しいのです。

3本目の真打ちが瑠璃の島。あんまり話題になっていないようですが、「これって『北の国から』級だよな」というのが、我が家の夫婦共通の見解です。毎週泣いてます。毎週感動してます。「非」橋田壽賀子系の「ちゃんとした」ホームドラマ、ヒューマンドラマが好きな人は、観ないと損します。緒方拳、倍賞美津子、主役の女の子、先生役の小西真奈美、謎の人役の竹野内豊の5人がすごくすごーくイイです。ヒーローもの出身の俳優モドキとか、グラビア出の女優モドキが邪魔だったりはするのですが、ストーリーも演出も素晴らしくイイので、痛手にはなってません。

ちなみに「ぶっきらぼうな男」しか演じなくなった主演男優がやってるレーサーもの、も1回目は観ました。でもね、あれじゃあね……昔はセクシーでかっこよかったのにね……残念だね。あ、視聴率いいんだっけ? だから、視聴率なんてのは……(つづきは前の前の投稿を読んでね)。
 

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動物園に行きました

「連休中に行く」と予告していた通り、多摩動物公園へ行ってきました。連休中に動物園なんて行ったら混んでるかも、と思っていましたが、さにあらず。5月2日は暦の上では平日だし、前の晩まで「雨が降る」と気象庁がいつも通りの「ハズシ予報」をやってくれたおかげで、とても空いていて快適な1日をすごすことができました。

zoo
大好きなレッサーパンダです。
上野動物園にはいない。
多摩を選択したのもコイツに会いたかったからです。
アホっぽいとこが可愛いのです。





それにしてもなんでこんなに天気予報ってハズれるんだろう、と昔から思ってます。屋外の撮影仕事の時なんて、あまりにもアテにならず、怒ってばかりいます。

でも、どうやら日本ばかりじゃなく、世界中の気象科学って、その程度のようですね。少し前にもアメリカのマイケル・クライトン(ジュラシックパークとかERを書いた大物作家ですよ)がインタビューでこう言っていた。

話題は地球温暖化について。インタビューアーから「このままだと未来の地球はとんでもない状況になっちゃうと言われていますが……」と話をふられて、こういう返答をしたのです。
「それって何年先のことだい?100年?どうなんだろうねえ。だって僕らは1週間先の天気だって正確に当てられないじゃないか。なのにどうして100年先の気候がわかるんだい?」
ものすごーく、イジワルでイタズラな微笑みを浮かべて、医師免許も持つ理系出身の作家は軽く一蹴したのでした。

真に受けたらいけません。環境保護を訴えて活動している人なら、このインタビューを聞いて腹が立つかもしれませんが、僕は彼のウィットに膝をたたいて笑いました。「だよね、だよな」と。どっちかっていうと、京都議定書を批准しようとしないアメリカという国を軽蔑してもいます。「そんなにオイルマネーが欲しいのかよ。リーダーなら地球の将来考えろよ」と思っています。でも、このマイケル・クライトンの発言も真実を突いているように思えました。

東京から数十分で行ける多摩動物園にも、たくさんの木々が繁っていて気持ちよかった。人間はこの星をいちばん汚しているダメな生物ですが、だからといって今という時が汚れきっているわけでもないんですよね。今を楽しみつつ、当たらない天気予報を「じゃあ未来も大丈夫かも」と笑い飛ばすくらいの気持ちを備えていたほうがいいかもしれません。

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やったね楽天!

以前、ここに書いた四国アイランドリーグが連休直前からスタート。
下の最新記事を読んでも、どうやら順調に観客を動員し、
地域に根付き始めているようですね。


 四国アイランドリーグ 観客好調で手応え
  - MSN-Mainichi INTERACTIVE


 徳島県営鳴門球場にはファン約4000人が集まった。徳島側のスタンドは徳島での開幕戦とあって大いに盛り上がった。阿波踊りで使われる鉦(かね)による「ぞめき」のリズムも奏でられ「お祭りムード」。愛媛側のスタンドでも熱心なファンがそろいの法被とメガホンを手に懸命に応援した。……(中略)……試合後、アイランドリーグを運営するIBLJの石毛宏典社長が会見。「球場に来てくれるお客さんが『ありがとう』と声をかけてくれるのがうれしい。これからもプロ野球とは違った野球の楽しみ方を提案していく」と手応えを感じた様子だった。
 

さらに、連休中に始まったセパ交流戦は想像以上に面白かった。
特に楽天イーグルス! 昨日の勝利も素晴らしかったけど、
感動したのは巨人との初戦でした。


 楽天粘った!追いつめた!
  - デイリースポーツonline


 楽天が巨人をあと一歩のところまで追い詰めた。田尾監督は「惜しかった。負けたけどあしたにつながる」と手ごたえを強調した。
 6点差を付けられた九回でもあきらめなかった。「最後まで逆転するぞという意気込みだった」と田尾監督。一死満塁からロペスがバックスクリーンへ特大満塁弾だ。
 スタメンの年俸総額は巨人の19億に対し、楽天は4億円。“寄せ集め軍団”の粘り腰に、1万8000人の最高入場者数となったフルキャスト宮城には、場内1周するウエーブも起こり、割れんばかりの歓声に包まれた。
 

上の記事にもあるように、実際の戦力面では素人目にも明らかな差、あまりに大きな差があった。なのに「6点差で最終回」という絶望的場面でも勝負をあきらめず、満塁ホームランで一気に2点差。本当に素晴らしいファイトでした。地上波では中継が終わった後の出来事。でもウチはBSデジタルを観られるので、しっかりこの目に奇跡のホームランを焼き付けましたよ。

しかも、前にも書いた通り、仙台のファンって最高です。2点差になった後の球場内の盛り上がり方は、まるで阪神-巨人戦の時の甲子園のよう。球場の規模は小さいけれど、ほとんどのファンはまだ家路についておらず満員のまま。6点差であきらめていなかったのは選手ばかりじゃなかったんですね。(東京ドームの巨人ファンが同じ立場だったら、かなりの人数があきらめて帰っていたはずですよ)

ウェーブは始まるし、ワーっという歓声の渦が、交代して登場した巨人のピッチャー林に襲いかかるような迫力。結果、林くんは明らかにビビって、1球もストライクが取れないまま四球を与えてしまう。最終的には惜しくも敗れたわけですが、この粘り、このファンと選手との一体感には感動せざるをえませんでした。あっぱれ楽天!あっぱれ東北の野球ファン!です。

でも、スポーツマスコミって相変わらずつまんないねえ。そういう熱気を大きく伝えた記事はほとんどなかった。僕は確信しましたよ。「こんなに面白い試合を地元で見せられたら、絶対に野球ファンが増える」と。そりゃあ今は弱いけど、腐っても天下の巨人をチームとファンが一丸になって追いつめたんだからスゴイ。東北のちびっこが見ていたら「よーし、大きくなったらイーグルスで野球やるぞ」と思ったかもしれない。とっても価値のある試合だった。

あげくのはてに今日のニュースが下の内容。ホント、マスメディアのオヤジどもときたら、なーんにもわかっちゃいない。ていうか夢のないつまらない暗い人たち。


 楽天対巨人戦は14.9%・交流戦の視聴率伸びず
  - NIKKEI NET


 プロ野球交流戦で6日からテレビ中継された楽天対巨人ナイター3連戦の平均視聴率が関東地区で14.9%だったことがビデオリサーチの調べで9日、分かった。
 低迷する巨人戦視聴率を押し上げるかと注目されたが、15%を割り込む厳しい数字となった。一方、楽天の本拠地仙台地区では平均24.3%の高視聴率を記録した。関東地区では、TBS系で放送された初戦こそ17.3%とまずまずの数字だったが、第2戦(TBS系)が13.7%、第3戦(テレビ朝日系)も13.1%と伸び悩んだ。
 巨人戦ナイターは4月の平均視聴率(関東地区)が12.9%で、1989年の調査開始以来最低を記録している。
 

あのね、いまどきケータイでだってテレビは見れるの。パソコンでも見れるし、同じ試合を地上波、BS、ケーブルなどなどで同時に中継しているケースも多いの。地上波の中継を見ていた人が何パーセントなのか、なんて荒っぽい統計でモノを語ってること自体が古い。古すぎる。

そもそも視聴率なんてのは「たかが数百世帯のモニターが見ていたかいないか」という指標に過ぎないことも明白でしょ。さらに言わせてもらえば、「全国の人が共通して視聴するコンテンツ」を作るのはどんどん難しい時代になってもいるわけ。
スポーツ・コンテンツとして語っちゃうと、これからは「地元でどれだけ支持されるか」がビジネスとして最初の課題になるわけでしょ。仙台で24%取ったというのはスゴイことじゃないですか。

もっとモノの本質を見て報道するメディアが出てこないと、中継するテレビ局も地元で盛り上がろうとしている人たちも、何よりスポーツに人生賭けている人たちも浮かばれないよね。四国アイランドリーグも素晴らしいし、東北で最高に面白い試合を見せてくれた新参チーム楽天もホントに素晴らしかった! 野球中継、特にあの初戦の最終回を観られなかったみなさん、くれぐれも、「つまんなくて暗くてモノの本質を見ることができないオジサン」が伝えている寝ぼけたメディアにだまされないでね。
 

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